今回はむし歯をテーマにみなさまにお伝えしたいと思います。
●むし歯のできるしくみ
むし歯ができる要素は、歯・糖質・虫歯菌で、この3つが揃わなければむし歯はできません。
しかし、糖分がゼロの食事は無理ですし、むし歯菌は多かれ少なかれ口の中にあるもの。 誰もがむし歯になる条件を備えているものです。
●むし歯予防
第一に食後の歯磨きがとても大切ですが、それだけでは予防できないこともあり、歯科医院で専門的な予防処置(シーラントやフッ素塗布)を受けることをおすすめします。
奥歯のかむ面にある溝は深く、汚れがつまると歯ブラシではなかなか落としにくく、むし歯になりやすい部分といわれています。
シーラントとは、この深い溝をプラスチック樹脂で完全にふさいで保護する予防法です。
乳歯や生えたての永久歯に効果的です。
フッ素を塗るとエナメル質が強くなり、むし歯になりにくい歯になります。
特にむし歯になりやすい乳歯のむし歯予防に効果的です。
また、定期的に行うことをおすすめします。
歯科医院でフッ素を塗る方法と家で塗る方法があります。
●むし歯のできやすいところ
主に歯垢がたまりやすいのは、歯と歯の間・奥歯の溝・歯と歯肉の境目です。
表面は磨けていても細かい部分や、目で見えにくい部分は磨き残しやすく、むし歯にもなりやすいということです。